就労継続支援A型 eスポーツで働く!ゲーム好きの新しい就労スタイル

就労継続支援A型は、障害のある方が雇用契約を結んで事業所に通い、最低賃金以上の給料を得ながら働く福祉サービスです。
内職や軽作業からPC作業・クリエイティブ業務まで多様な仕事があり、個別支援計画のもとでスキルアップや社会参加を支援します。
​近年、障害者雇用や就労支援の現場でeスポーツが「新しい働き方」「社会参加の手段」として注目を集めています。
ゲームを通じたチームプレイや大会参加がコミュニケーション力や集中力を養い、企業とのコラボやイベント運営といった実践的な就労機会を生み出しています。

「ゲームが好き」を強みに、A型事業所では動画編集・配信設定・サムネイル作成・SNS運用といった付加価値の高いスキルが身に付けられる可能性があります。
これらはeスポーツ業界だけでなく、IT・クリエイティブ分野の一般就労や在宅ワークにもつながるため、将来のキャリア形成につながります。


A型でeスポーツはどんな仕事になる?

就労継続支援事業所では、eスポーツプレイヤーとしての練習・大会参加補助から、動画撮影・配信設定・編集、サムネイル作成、実況・解説スクリプト作成、イベント運営補助(受付・機材準備・スケジュール管理)まで、行っていることがあります。

現在は、eスポーツ特化型の就労継続支援B型(Beスポーツ、ONEGAME、メタゲームなど)が多いですが、就労継続支援A型でも類似の業務を取り入れる動きが出てきています。

eスポーツそのものを「遊び」で終わらせず、PC作業(編集ソフト操作・データ管理)と発信業務(YouTube・SNS投稿)をセットで設計している事務所が増えています。
IT・クリエイティブ業界へのステップアップにもつながりやすい点も強みです。​


利用者側のメリット・デメリット

  • メリット

    • 体力面のハードルが比較的低く、在宅やオンラインで取り組みやすい。
      就労継続支援A型でeスポーツに取り組む最大の魅力は、体力的なハードルが低く、座ってPCやコントローラーを操作するだけで済みます。
      在宅ワークやオンライン中心の取り組みと相性が良いです。
      通所型でも短時間から始められる柔軟さがあり、体調管理がしやすいのもメリットです。

    • 勝敗が分かりやすく成功体験になりやすいこと
      勝敗が明確で大会入賞や配信再生数といった成果が目に見えるため、成功体験を積みやすく、自己肯定感が向上します。
      好きなゲームを題材にチームプレイや配信を通じて自然とコミュニケーション力が育ち、利用者でも社会参加を実感できる点も強みとなります。

    • 一般就労への橋渡しができること
      動画編集や配信スキルがeスポーツ実業団への就職、IT企業でのクリエイティブ職、在宅フリーランスといったキャリアパスにつながる可能性が高く、一般就労への橋渡しになる可能性があります。

  • デメリット・注意点

    • 生活リズムが崩れやすい人は要注意
      ゲーム時間のコントロールが難しい人は、生活リズムが崩れやすく、長時間のプレイで睡眠不足や集中力低下を招くリスクがあります。
      事業所側でタイマー管理や休憩ルールを徹底した支援がされているかを確認しておきましょう。

    • 向き不向きを確認すること
      「ゲーム好きだから」と安易に選ぶと、大会プレッシャーやチーム内の対人トラブルで精神的な負担が増すケースも報告されています。
      向き不向きがはっきり分かれます。
      見学時に実際のカリキュラム内容やメンタルサポートの仕組みを詳細に確認し、自分に合った環境を選ぶことが重要です。


良い就労継続支援A型×eスポーツ事業所を見分けるポイント

  • カリキュラム・仕事の中身

    • 良いA型×eスポーツ事業所では、単なるeスポーツ練習にとどまらず、動画編集(PremiereやDaVinci Resolveの基本操作)、配信設定(OBS Studioの機材接続・エンコード調整)、イベント運営(大会スケジュール管理・参加者対応)、SNS運用(Twitter/X投稿・YouTubeSEO)といった明確な業務内容がカリキュラム化されています。
      これにより、ゲームスキルだけでなく市場価値の高いIT・クリエイティブスキルを体系的に習得できます。

    • ステップアップのモデル(プレイ→編集→企画→就職支援など)が示されているか。
      ステップアップモデルが明確に示されているかも重要で、例えば「初心者プレイ→動画編集補助→大会企画・実況→企業案件受注→就職支援」のような段階的キャリアパスが提示されている事業所を選びましょう。

  • 支援体制・働き方

    • 週1回・1日2時間からの短時間通所や、在宅オンライン作業の併用が可能で、個別支援計画(ISP)で作業時間を細かく調整できる体制が理想です。
      これにより、無理なく継続就労が可能になります。

    • コミュニケーションが苦手な人向けの配慮がされているかも確認しましょう。
      また1対1指導、ミーティングなど、多様な支援手法を導入しているかをチェックしましょう。
      eスポーツ特化事業所ではこうした配慮が進んでいることが多いです。

  • 見学・体験で確認したいこと

    • 見学時には実際のプレイ環境を重視し、高性能PC・ゲーミングチェア・高速インターネット、アクセシビリティ機器(足スイッチコントローラー・アイトラッキング)の有無を確認しましょう。
      障害特性に合わせたカスタムデバイスがあれば、誰でも参加しやすくなります。​

    • 活動成果が可視化されているかも鍵で、大会入賞実績・YouTubeチャンネル登録者数・SNSフォロワー数、実際の編集動画やイベントレポートなどの制作物をHPやSNSで公開している事業所を選びましょう。


就労継続支援A型でeスポーツを目指したい人へ

eスポーツ特化のA/B型事業所や就労移行支援も視野に入れ、複数見学して比較 して決めていきましょう。
体調が不安定なら短時間B型から、スキルに自信があればA型を選ぶなど、自分の「今」と「将来像」に合ったステージから始めていきましょう。
​「eスポーツだけに偏らず、動画編集・SNS運用・PCスキルといった汎用性の高いビジネススキルも確実に身につくか」を基準に比較検討しましょう。
ゲーム好きを活かしつつ、IT・クリエイティブ業界への実践的なステップを目指していきましょう。

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