就労継続支援A型の給料はいくら?時給・月収・年収・手取りをわかりやすく解説
就労継続支援A型と「賃金」の基本

就労継続支援A型は、障害のある方が事業所と雇用契約を結び、最低賃金以上の給与が支払われる就労支援サービスです。
一般企業と異なり、体調に合わせた短時間勤務が中心になります。
総労働時間が少なく月収・年収が低い点が特徴です。
残業もほとんどない事業所が多いです。
一般企業との違い
一般企業は週40時間フルタイムが前提ですが、A型は1日4〜6時間・週4〜5日が標準で、体調不良時は休みやすい柔軟設計です。
その結果、時給1200円でもフルタイム20万円に対しA型は8〜10万円程度になりやすく、年収換算で一般の半分以下になるケースが一般的です。
全国平均の時給・月収・年収イメージ
就労継続支援A型の賃金は全国平均時給が1,000〜1,300円台、月収が8〜10万円程度のイメージです。
最低賃金遵守が義務のため地域差が大きく、勤務時間・日数でも月収が大きく変わる点に注意が必要です。
平均賃金の目安(2026年最新)
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平均時給:約1,100〜1,250円(東京1,200円超、地方900〜1,000円台)。報酬改定でクリエイティブ業務が増え、上昇傾向となります。
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平均月収:約9万円(実働120〜150時間)。短時間中心のため一般企業の半分以下となります。
シフトイメージ
就労継続支援A型は体調優先で柔軟ですが、収入変動が大きくなっています。
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短め(4時間×週4日=64時間/月):時給1,100円→月7万円前後。
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標準(5時間×週5日=100時間/月):時給1,100円→月11万円前後。
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長め(6時間×週5日=120時間/月):時給1,200円→月14万円超。
フルタイム並みは稀で、平均実働130時間/月が目安です。
参考記事:就労継続支援A型は何時間働く?一日の流れと勤務時間の目安を解説
年収イメージ
ざっくり計算すると、下記年収となります。
| パターン | 時給 | 月実働 | 月収 | 年収目安 |
|---|---|---|---|---|
| 短時間 | 1,100円 | 80時間 | 8.8万円 | 100万円 |
| 標準 | 1,200円 | 100時間 | 12万円 | 140万円 |
| 多め | 1,250円 | 130時間 | 16万円 | 190万円 |
手取りはいくら残る?控除と利用料の話

就労継続支援A型の給料から引かれる主な項目は、雇用保険料・社会保険料、所得税で、さらに福祉サービスの自己負担分が差し引かれます。
総支給額からこれらを引いた額が手取りとなり、負担軽減の仕組みで多くの人が月1万円以内に収まるのが一般的です。
給料から引かれる主な項目
雇用保険料:月収8万円以上で約0.3〜0.4%(月数百円)。失業給付受給資格を得るための保険料となります。
社会保険料:常時雇用で月収8.8万円以上かつ週20時間超の場合、健康保険・厚生年金に加入する場合には、10〜15%(月1万円前後)引かれます。
加入しない事業所も多く、0円の場合もあります。
所得税:年収103万円超で課税(月給与から源泉徴収、月数百〜数千円)。障害者控除で軽減可能です。
参考記事:就労継続支援A型の手取りはいくら?給料の仕組み・平均額・増やす方法を徹底解説
福祉サービスの自己負担の仕組み
A型利用料は世帯所得に応じ0円(低所得)〜上限9,300円/月(一般世帯)・37,200円/月(高所得世帯)です。
多くの障害者世帯が低所得層で0〜9,300円に収まり、障害年金受給者は無料の場合多数です。
事業所経由で市区町村が負担判定し、直接天引きか後請求する形になります。
ほとんどの方が、無料で利用可能です。
参考記事:就労継続支援A型は本当に無料で使える?利用料の仕組みと注意点とは
障害年金を含めた「年収」の考え方

就労継続支援A型の利用者の多くは、給料だけではなく障害年金(+家族収入)を組み合わせています。
「A型単独の年収」(例:100〜150万円)と「障害年金加算後の実質年収」(200〜300万円)を分けて考えていきましょう。
現実的な生活設計:A型+障害年金の組み合わせ
A型の月収8〜10万円では家賃・食費を賄いきれないため、障害基礎年金2級(年約78万円)や3級(年約58万円)を上乗せし、トータル月20万円前後で実家暮らし等を選択するケースが多いです。
参考記事:A型事業所利用者の一人暮らしは現実的?
地域差・事業所差について

就労継続支援A型の最低賃金は地域別で設定され、都市部(東京・神奈川約1,200円/時)と地方(東北・九州900円台)で200〜300円差が出ます。
同じ勤務時間でも月収・年収が2〜3万円変わります。
収入を伸ばすには「長時間シフトOK事業所」や「昇給制度あり」のところを選ぶのが効果的で、見学時に確認しておきましょう。
地域別最低賃金の影響
都市部(例:東京1,163円):5時間×週5日=100時間で月11.6万円。
地方(例:沖縄896円):同条件で月8.9万円(差2.7万円)。
年収換算で30〜40万円の開きが生じます。
収入アップ事業所の特徴
長時間勤務OK:1日6時間以上・週5日シフトで月収15万円超可能です。
実績昇給:スキル向上(動画編集など)で時給+100〜200円、賞与支給の事例もあります。
特にクリエイティブ系を行っている就労継続支援A型事務所で多いケースです。
こうした事業所はHPに実績公開しているので、確認しておきましょう。
見学・面接で聞くべきチェックポイント
シフト時間:「1日の平均実働は何時間?週何日?調整可能か?」
残業の有無:「残業手当のルールは?体調悪い日は休めるか?」
昇給ルール:「評価基準と昇給幅は?過去1年の平均アップ額は?」
A型の賃金とライフプラン:どんな使い方が現実的?
就労継続支援A型は「生活費全額を賄う収入源」ではなく、「スキルアップ+生活費一部カバー」の位置づけで活用されることが多いです。
無理のない就労習慣を築きながら将来を見据えることをオススメします。
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「生活費を全部まかなう収入」より、「リハビリ・スキルアップ+一部生活費をカバー」という位置づけ
月収8〜10万円では家賃・光熱費を全額出すのは厳しいです。
多くが「通所習慣化」「スキル習得(動画編集・PC作業)」「月5〜10万円の生活補助金」として考えておきましょう。
これにより体調管理を優先しつつ、次のステージへ進む準備と考えてみましょう。 -
一般就労を目指す人の場合
就労継続支援A型で生活リズム(朝起床・通勤・定時作業)と職務スキル(PC操作・チーム連携)を1〜2年磨き、一般企業フルタイム(年収250〜350万円)へステップアップするのもオススメです。
例: 動画編集スキルで広告代理店補助職へ
就労継続支援A型の賃金をどう捉えるか

就労継続支援A型の時給は一般企業と大差ない1,000〜1,200円台のケースも多く見られます。
ただし勤務時間が短い(1日4〜6時間・週4〜5日)ため月収8〜10万円程度に落ち着くことが多いです。
体調とのバランスとして、長時間無理せず「続けられる就労」を優先しましょう。
また、就労継続支援A型を1〜2年活用して、一般就労(年収250万円超)もオススメです。
「5年後のキャリアパス」などを軸に見学していきましょう。
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